【失業保険】失業手当でいくら貰える?条件は?

失業手当 仕事探しの扉
失業手当のもらえる条件とは?

仕事を辞め、収入がなくなると預金残高が気になるところ。次の仕事を見つけるまで、生活費の心配をすることなく就職活動に集中したい・・・


そんな方の強い支えとなるのが、雇用保険から支給される失業手当です。今回は失業手当を受給できるのがどんな人で、いつからいつまで、どのくらいの金額をもらうことができるのか、といった失業保険の基礎を詳しく解説していきます。

失業手当をもらえるのはどんな人?

失業手当は雇用保険に加入していれば誰でも受け取れるわけではなく、下記の2つの条件の両方を満たしている必要があります。

  1. 就職しようとする意志と、いつでも就職できる能力があるが、職業に就くことができない人
    • 退職してすぐに転職する人や、就職する意思がない人、ケガや病気、妊娠や出産ですぐに就職ができない人は、失業手当を受け取ることができません。
  2. 離職の日以前の2年間で、雇用保険の被保険者期間が通算して12か月以上あること。
    • ただし、会社都合で仕事を辞めざるを得なかった方や自己都合であっても、正当な理由があった方は、離職の日以前1年間で通算6か月以上に軽減されます。

失業手当はいつからいつまでもらえるの?

いつから貰えるのか?

失業手当をもらうためには、離職後にハローワークで所定の手続きをするのですが、手続き後すぐに支給されるわけではありません。

受給資格決定日(ハローワークで離職票を提出し、求職の申し込みを行った日)から7日間は「待機期間」といって、その間は離職理由を問わず全ての人が失業手当を受給できません。

さらに、自己都合で離職した場合は、待機期間の終了後、原則2ヶ月間は「給与制限」と呼ばれる期間があり、受給日が遅くなります。

従来給与制限は3ヶ月でしたが、2020年10月より2ヶ月に短縮されました。ただし、給与制限が2ヶ月となるのは5年に2回の離職までで、3回目からは従来通り3ヶ月間となります。

4/1にハローワークで失業手当の申し込みをした場合

4/1~4/7 7日間の待機期間  

4/7から6/7   原則2ヶ月間の給与制限

6/7      給与開始 (振り込み)

いつまで貰えるのか?

自己都合で離職する方は、失業手当が貰える日数は90日から150日です。

失業手当何日もらえるの?

失業手当はどのくらいもらえるの?

失業手当の金額はおおよそ離職前の給与の50%~80%です。詳しく計算したい方のために計算方法を以下に示しておきます。

STEP 1 賃金日額を計算する

賃金日額 = 離職前6か月間に支払われた給与(ボーナス除く) ÷ 180日

僕の月収は30万円。
   (30万円×6か月)÷180日で計算すると、、、
                  賃金日額は1万円くらいだな

STEP 2 基本手当日額を計算する

基本手当日額 = 賃金日額 × 給付率

賃金日額給付率
2,557円ー4969円 80%
4970円ー12,239円*¹ 50~80% *²
12,240円以上 50%

*1:離職時の年齢が60~64歳の場合は11,000円
*2:離職時の年齢が60~64歳の場合は45%

ダマミル
ダマミル

僕の場合は賃金日額が1万円だから、給付率が50~80%・・・

      1万円×0.5~0.8=5000円~8000円 が基本手当だね。

なお、基本手当日額には上限と下限がありますのでご注意ください。

離職時の年齢上限額下限額
29歳以下6,760円    2,061円
30~44歳7,510円    2,061円
45~59歳8,265円 2,061円
60~64歳7096円    2,061円
基本手当日額

次のステップ  ハローワークに行ってみよう

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